賢者の仕事、賢者の健康

Vol.2脳がちゃんとしてないと、人生はうまくいかないんです。
脳科学者澤口俊之先生 インタビュー(後編)

仕事のやり方は集中型です。やり始めたらそれだけをやっていたい。

− 脳のことに関わらず、先生の仕事のやり方で秘訣のようなものがあればうかがってみたいのですが。

澤口私の仕事のやり方ですか? タイプとしては集中型なんですよ。ものすごい集中型で、そこに関しては並じゃないらしいです。自分では当たり前だと思ってたんですけど。

何かひとつのことに取りかかるまでは時間かかりますが、やり始めたらそれだけをやりたいんです。まさに寝食を忘れてと言いますか、食べるのもめんどくさいし昔は寝ませんでした。

まあ、学者のひとつの典型でしょうね。時間を決めて毎日コツコツやるタイプの方もいるでしょうけど、私の場合はガーッとやって、終えると興味を失い、しばらくポケーッとしてまた別の仕事に移る。そんな感じですね。研究者はよく「論文モード」なんて言うんですが、まさにその通りだと自分では思っています。そのモードに入らないと論文は書けませんし、そうなってしまうとほかのことはしたくないんです。

ただ、最近はこれ、もうめちゃくちゃですね。めちゃくちゃで仕事になってません。何がめちゃくちゃか? と言うと、いまは集中ができない状態なんです。テレビだ、講演だ、今日みたいな取材だってことで(笑)。

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