賢者の仕事、賢者の健康

Vol.4サッカー選手は「サッカーやるだけじゃダメだな」って思ってます
中村憲剛氏 インタビュー(後編)

みんなが面白いというものが自分にとってそうとは限らない

− もうちょっと別の話題から掘っていくと、先ほど読書が好きとおっしゃってましたが、どういう本が好きなんですか。

中村なんだろう? そのとき面白そうだなと思った本ですよね。

− なんとなく似てますね? 食べ方と本の読み方が。

中村やっぱり単純なのかも(笑)。自分の本能のおもむくままというか。みんなが面白いって言ってる本が僕に面白いとは限らない。

よく本屋に行くんです。本屋さんてスゴく面白いと思っていて、買いに来た人が本に興味を持てるような作りになってますよね。コーナーやポップが工夫されていたり、何がその本屋のおすすめなのかがわかるようになっているから、つい手に取っちゃう。

そういうのが大事だと思うんです。新しい出会いがあるというか。今ってネットで本が買えますけど、本屋さんは大切ですよ。そうやって知らなかったジャンルの本も読んでみて、その作者が面白かったらほかのも読んでファンになったり。

− 特に小説が好きとか、ドキュメンタリーが好きとかではないんですね?

中村あんまりないですね。ただ自己啓発本はほとんど読まないです。たいていの場合、その人が良かった話ですから。僕、ちょっとひねくれてるところもあって、「オレには違うだろうな」って思えてしまう。

あと本の世界にどっぷり入るタイプですから、影響を受けすぎないように気をつけてるところもあります。書いてあることを真に受けて「やってみよう」みたいになっちゃうから。ほんと子供みたいなんですけど。

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