賢者の仕事、賢者の健康

Vol.4サッカー選手は「サッカーやるだけじゃダメだな」って思ってます
中村憲剛氏 インタビュー(後編)

うまい人ほどやめていく。「それ、なんでだろうな?」と

− 当たり前ですけど、上手な人はいっぱいいる世界なんでしょうね。

中村子供の頃から振り返ってもいっぱいいましたよ。だけど、ほとんどの人がやめていく。うまい人ほどやめていくんです。「なんだろうな?」って思うんですけど。

− それはほかの仕事にも言えることかもしれません。私がやってる仕事でもそういうところはあります。

中村結局、楽しいことがほかに見つかっちゃうんじゃないですか? 僕には最終的にサッカーしかなかっただけで。別のことが面白かったら、ほかのところに行ってたかもしれない。

7歳くらいで思いましたから。「自分にはこれしかないな」「これでご飯食べられるようになったらサイコーだな」って。でも、プロになれるとは思ってませんでしたね。当時はJリーグもまだない頃で、プロとして生計を立てられる環境がなかった時代ですから。

Jリーグができたのは中学生の時なんですけど、自分の中では「オレには無理だな」なんて思ったり…。なんで健康の話からこっちの話題にいっちゃったのかよくわからないんですけど(笑)。

− いや、大丈夫です。つながってますから、すべての話が(笑)。中村さんに今日色々お話聞いていて、ご自身では「単純」なんておっしゃってますけど、やっぱり「ピュア」だと思うんですね。その上で「自分を冷静に見てる」というか。そういった芯の強さがあった上での自然体というか。

中村「周りが良いというものが必ずしも自分にとって良いとは限らない」とは思ってるんです。良い悪いは結局自分のカラダで判断するしかなくて。試合当日のご飯の量も、最初はわからないから、ガンガン食べちゃってカラダが重くて動けないとか。そういう経験を重ねるうちに、自分がベストなパフォーマンスを出せる食べ物は何か? ということがわかってきたり。

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