賢者の仕事、賢者の健康

Vol.4サッカー選手は「サッカーやるだけじゃダメだな」って思ってます
中村憲剛氏 インタビュー(後編)

来た仕事がストレスになるなんてこと基本的にないですね

− 睡眠はいかがでしょう?

中村けっこうちゃんと寝るというか、ふつうに昼寝もします。サイクルが決まってるんですよね。たとえば午前中10時から練習だったとしたら12時くらいに終わりますから、そこから家に帰って昼ご飯を食べて昼寝するとか。

昼寝も20代のときは2〜3時間平気で寝てましたね。今は1時間も寝ればけっこうスッキリします。「歳とったな」と思うとイヤなんですけど(笑)。まあ、前は疲れてたんですかね。スケジュール的にもタイトな時期があったので。

− とはいえ、今も多忙なのでは? アスリートは練習や試合はもちろん、撮影やファンとの交流なども大事な仕事でしょうから。こういう取材も入りますしね。

中村取材ではそんなに疲れは感じないんですよね。逆に今も楽しいくらいで。今日のここまでの話もそうなんですけど、日頃漠然と考えていることを自分で言葉にすることで頭が整理されるし、そのことで自分の新しい一面が見られたりしますから。その意味ではすごく勉強になるんです。「オレ、意外とこんなこと考えてたんだな」なんて。

そういうのは自分にとってスゴく楽しいことですから、来る仕事がストレスになるなんてことは基本的にほとんどないです。まず興味を持ってもらえたことが有り難いですし、そしたら「自分の持っているものを、どうやれば皆さんが求める言葉にできるだろう?」って話しながら考えますよね。そういうのが訓練になるんです。

− これまでインタビューしてきた“賢者たち”の共通項として「楽しみたがり」っていうのはあると思います。

中村そういう刺激は大切ですよ。僕の場合、けっこう独特の道のりを来た人間で、ずっとエリートでやって来たわけではなく、どちらかと言うといっぱいいる人たちの中からジワジワ来たようなタイプなので、こうやって話をさせてもらえるのはホントにうれしくて。

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