ニキビ・吹き出物の対策

ニキビ・吹き出物ができたらどうする?

症状によって、毎日の洗顔や生活習慣の見直し、セルフケアすることが可能です。炎症がひどい場合や患部が痛い・かゆい場合は医療機関を受診しましょう。ニキビができてしまったときの注意点やくすりの選び方など、ニキビや吹き出物対策に関する情報をお伝えします。

医療機関での受診をおすすめする場合と、セルフケアできる場合

医療機関での受診をおすすめする場合

・重度のニキビの場合
炎症がひどく、化膿して黄味がかったニキビになったり、ニキビが顔全体に広がるなど、重症化しているとき。
・かゆみ、痛みがある場合
赤ニキビがさらに重症化したか、他の皮膚疾患の可能性もあります。
・市販薬(OTC医薬品)を使用して1週間以上たっても、緩和がみられない場合
慢性化して治りにくくなっていたり、別の皮膚疾患の場合もあるため。毛包炎、ニキビダニ症、脂漏性皮膚炎、多嚢胞性卵巣症候群などの場合はニキビに似た症状が現れるので、治りにくい発疹は早急に皮膚科を受診しましょう。毛のう炎(毛包炎)については「背中ニキビ」で詳しく紹介しています。

化膿したニキビの例

細菌の感染より起こる「毛包炎」

セルフケアできる場合

白ニキビや黒ニキビ、炎症がそれほどひどくない場合は、セルフケアできます。
予防」で紹介したスキンケア法を実践し、日常生活を改善した上で、症状に合った市販薬(OTC医薬品)を使っていきましょう。

くすりの選び方と注意点

ニキビには、皮膚の炎症や細菌の感染を抑える塗り薬を使用します。その際、目の周辺部分には使用しないようにしましょう。また、肌あれに効果のあるビタミン剤も内服するといいでしょう。
塗り薬は洗顔後に使用しましょう。洗顔料は目的に応じて殺菌成分などの入ったものを選ぶのがおすすめです。

ニキビ・吹き出物のくすり一覧

分類 はたらき・特徴 成分名
抗炎症成分 患部の炎症を抑え、悪化を防ぐ
  • イブプロフェンピコノール
  • グリチルリチン酸ニカリウム
殺菌成分 ニキビの原因菌を殺菌し、悪化を防止する
  • レゾルシン
  • イソプロピルメチルフェノール
  • ベンゼトニウム塩化物
  • エタノール
角質軟化成分 角質を柔らかくする、ピーリング作用
  • イオウ
  • サリチル酸
抗菌成分(サルファ剤) 抗菌作用および化膿止め作用
  • スルファジアジン
  • ホモスルファミン
ビタミン剤(内服) 皮脂分泌のコントロールと皮膚の炎症を抑える作用
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンC

ニキビは潰さず、髪型にも注意を!

「ニキビを潰すと治りが早い」という通説はご存知でしょうか? これは皮膚科医の判断と指導のもと、皮脂の押し出しなどを目的に、消毒した器具を使って行う場合に限られます。自己流でニキビを潰すのは、毛穴の中を傷つけ、雑菌が入って炎症を起こすなど、ニキビ悪化のもとになります。一見、発疹が小さくなったように見えても、やがてニキビ痕を残すことも多いため、自分で潰すのはおすすめできません。
また、外からの接触刺激によってニキビは治りにくくなります。額にニキビができている場合には、前髪を短くしたり、直接肌に触れないヘアスタイルにしたりするのが望ましいです。またマスク着用の際も刺激が少ない素材を選び、患部が衛生的に保たれるよう気をつけましょう。
さらに、長時間のメークは避けたいものですが、化粧品を使用する場合には、薄化粧を心掛け、油分の多いファンデーションは選ばないようにしましょう。ただし、スキンケアでの保湿は大切です。肌の乾燥は逆にニキビを招くことにもなりますので、毎日のスキンケアで、水分・油分をバランスよく整えることがおすすめです。

ニキビを悪化させるNG行為

(コラム)洗顔のしすぎは逆効果! ニキビ悪化のモトに!

ひとたびニキビができると、肌を清潔に保とうと、一日に何回も洗顔してしまう人がいます。しかし、実は洗い過ぎもよくないのです。洗えば洗うほどニキビそのものに触れる機会が多くなり、刺激によって角質が硬くなるため、かえってニキビを悪化させることにつながります。
さらに、洗顔後は肌が乾燥しがち。ニキビにとって乾燥は大敵なので、顔を洗うのは朝と夜の2回として、「予防」で紹介したような正しいスキンケア法で、お肌の清潔を保ちましょう。

ニキビ・吹き出物
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