インフルエンザ

インフルエンザの対策

3.インフルエンザにかかったらどうする?

インフルエンザの治療薬は市販されていないため、医師の処方が必要です。インフルエンザを疑うような症状がみられたら、速やかに受診しましょう。

病院での受診をおすすめする場合

  • ・ 39度を超える発熱(急激に38度を超える発熱の場合も)
  • ・ 筋肉や関節の痛みを伴う発熱
  • ・ 全身の倦怠感
  • ・ 黄色や緑色の鼻汁、たん(細菌による二次感染が疑われるため)
  • ・ ひどい、あるいは長く続く咳・たん(他の呼吸器疾患などが疑われるため)
  • ・ ぜんそくなどの慢性呼吸器疾患、糖尿病、心疾患などの基礎疾患を持っている人(重症化しやすいため)

※地域でインフルエンザが流行しているか、家族に感染者がいるかなども、受診するかどうかを判断する目安のひとつになります。

●受診が早すぎると正確な診断が得られないことも
インフルエンザを疑うような症状が見られて検査を受けても、発症した直後はウイルスの量が少なく、「陰性」の結果が出てしまうこともあります。ただし、治療に抗インフルエンザウイルス薬を使用する場合は、発症してから48時間以内に投与することが望ましいため、受診が遅すぎてもよくありません。
早めに一度受診し、検査結果が陰性でも症状が続く場合には48時間以内にもう一度受診し、検査を受けるようにしましょう。

治療には医師の処方による抗ウイルス薬を使用

●ウイルスの増殖を抑え、重症化を予防する
インフルエンザの治療薬として使用される「抗インフルエンザウイルス薬」は、ウイルスの増殖を抑え、発熱などのつらい症状を短くするために使うくすりです。また、乳幼児や高齢者などの重症化を予防するためにも有効といわれています。
ウイルスは初期ほど急激に増えるため、発症後48時間以内に投与することが重要です。
●抗インフルエンザ薬の種類
病院で処方される(治療に使用される)くすりは以下の通り。
  • ・ オセルタミビルリン酸塩
  • ・ ザナミビル水和物
  • ・ アマンタジン塩酸塩
  • ・ ペラミビル水和物
  • ・ ラニナミビルオクタン酸エステル水和物  など
※くすりを使用する・しないの判断や、使うくすりの種類は、受診した時期や病状によって異なります。使用方法や用量、期間などについては必ず医師の指示を守りましょう。
●10代の患者さんには使用できない治療薬も
くすりを服用した後に、異常行動やそれによる転落死などが起こったとの報告があることから、原則として10代の患者には特定の抗インフルエンザ薬を使用しないことになっています。異常行動としては、急に走り出す、ウロウロする、興奮して意味不明なことを言う、外に飛び出すなどの報告があります。
ただし、それが本当に特定の抗インフルエンザ薬によるものかどうかはまだ解明されていません。そのため、インフルエンザにかかり自宅療養している場合は、少なくとも2日間、子どもをひとりにせず、注意深く様子を見ることが必要とされています。
また、解熱鎮痛薬のなかにも、15歳未満の子どもがインフルエンザにかかっているときには使用を避けるべきものがあります。使用できるものもあるので、解熱鎮痛薬を使う場合は独断で使用せず、必ず医師に相談しましょう。

インフルエンザのセルフケア

●安静、保温、栄養がインフルエンザの養生3原則

まずは無理をせず安静にしてゆっくり休むことです。部屋を暖かくして保温を心がけ、体を冷やさないようにしましょう。さらに、抵抗力を高めるには栄養が欠かせません。消化のよい良質のタンパク質やバランスのとれたビタミンなど、体力の消耗を補う栄養価の高いものをとるようにします。栄養ドリンク剤などを活用して栄養補給するのもよいでしょう。また、高熱が出たときは発汗のため脱水症状を起こしやすくなるので、こまめな水分補給を心がけましょう。

イメージ図:インフルエンザにかかったら
●他人にうつさない配慮も必要
インフルエンザにかかったら他人にうつさない注意も必要です。なるべく人ごみに出ないようにし、ウイルスを含んだ咳やくしゃみの飛沫をまき散らさないよう、マスクをするなどの配慮をしましょう。

インフルエンザの対策ページ上部へ

インフルエンザの対策|からだの症状|くすりと健康の情報局

抗インフルエンザ薬の役割や、ご家庭でできるインフルエンザの正しい対処法をご紹介します。