虫さされ

虫さされの対策

3.虫さされになったらどうする?

毒性の強い虫にさされたときや、水ぶくれ、痛みが強い場合などは、すぐに医療機関で診てもらいましょう。虫さされに似た発疹にも注意が必要です。軽度のかゆみや赤みであれば患部を清潔にし、OTC医薬品を使ったセルフケアで対応しましょう。さした虫の種類や症状に応じて、くすりは使い分けるようにしてください。

  • 医療機関での受診をおすすめする場合とセルフケアできる場合

    • 医療機関での受診をおすすめする場合

      次のような場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。

      • ハチ、毒ガ(ケムシ)など毒性の強い虫に刺されたとき
      • 刺された後にじんましんが出たり、気分が悪くなったりしたとき(ハチに刺されたときにはショック症状を起こすことも)
      • 水ぶくれ(水疱)、腫れ、ほてり、痛みが強いとき
      • かき壊し、ただれが強いとき
      • 刺された人がアレルギー体質のとき
      • OTC医薬品で5~6日セルフケアしてもよくならないとき
      <虫さされに似た症状にご注意を!>

      水ぼうそうや水虫、強い乾燥によってもかゆみや赤い発疹があらわれます。使用するくすりなど、対処法がそれぞれ異なるので、虫さされなのか、ほかの原因なのか、一見して判断ができない場合には、医療機関できちんと診てもらうことをおすすめします。
      いずれにしても、肌を清潔にしてかかないことを心がけましょう。

      セルフケアできる場合

      局部の虫さされによるかゆみ、軽い赤み、腫れはセルフケアで対処できます。ステロイド成分や抗ヒスタミン成分などが配合されたOTC医薬品でケアしましょう。

      <セルフケアのコツ>

      セルフケアのコツ

      セルフケアのときは、患部を水で洗い流すなどして清潔にしたあと、かゆみや腫れを抑えるOTC医薬品の外用薬(塗り薬)を塗りましょう。患部を冷やすとかゆみがある程度抑えられることもあります。
      また、かき壊しによる二次感染や悪化を防ぐため、できるだけかかないように我慢しましょう。それでも子どもの場合はついついかいてしまいがちなので、爪を短く丸みがつくように切っておき、虫さされ用のパッチを貼るなどして防ぎましょう。

  • くすりの選び方と注意点

    • 基本的に、かゆみを鎮めるための抗ヒスタミン薬と、炎症を抑えるステロイド外用薬を使用します。大きく、以下のように使い分けます。

      カ、ブヨ、アリ、ダニなどの虫さされで、かゆみだけがあるとき
      ……抗ヒスタミン成分を配合したものを選びましょう。
      ケムシ、ムカデなどの虫さされで、かゆみが強く、赤みや腫れもあるとき
      ……ステロイド成分を配合したものを選びましょう。

      なお、ステロイド成分が含まれている外用薬は、5~6日使用しても症状がよくならない場合は中止しましょう。目、口唇などの粘膜の部分や目の周囲は避け、顔面は広範囲に使用せず1週間を目安に、その他の部位は2週間を目安に使用してください。

      虫さされのくすりに含まれる成分
      分類 はたらき 成分の例
      ステロイド成分 炎症を鎮める、毛細血管を引き締めて皮膚の赤みやかゆみをとる プレドニゾロン酢酸エステル、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、デキサメタゾン酢酸エステル、ヒドロコルチゾン酢酸エステル
      抗ヒスタミン成分 かゆみを引き起こすヒスタミンのはたらきをやわらげかゆみをしずめる ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩
      鎮痒成分(かゆみ止め) かゆみを抑える クロタミトン
      局所麻酔成分 知覚神経に作用して、患部のかゆみを抑える ジブカイン塩酸塩、リドカイン
      抗炎症成分 かゆみの原因となる炎症を抑える サリチル酸メチル、グリチルレチン酸
      殺菌成分 皮膚のかき壊しによる細菌の増殖を抑える イソプロピルメチルフェノール、クロルヘキシジン塩酸塩
      清涼化成分 清涼感を与え、かゆみを抑える l-メントール、dl-カンフル

      湿疹・かぶれ」の症状がある場合は、こちらもご参照ください。
      「湿疹・かぶれ:くすりの選び方と注意点」のページへ

  • (コラム)アナフィラキシー・ショック――二度目のハチさされは危険大!

    • ハチに刺された経験のある人は、アナフィラキシー・ショックを起こすおそれがあるので、特に用心が必要。ハチに一度刺されると、人体はハチ毒に対して抗体を作ります。ところが二度目になると、既に作られている体内の抗体がハチ毒に対して過剰に免疫反応を起こすのです。刺されて15分以内の短時間のうちに、刺された部位以外の発赤、めまい、吐き気、血圧低下、呼吸困難がみられる場合には、アナフィラキシー・ショックを起こしている場合が多く、生命にかかわることもあります。救急救命処置が必要なので、すぐに医療機関へ行きましょう。
      ハチがいるとわかっている場所に出かけるときには、くれぐれも対策を万全にしましょう。

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第一三共ヘルスケアの虫さされの対策ページです。虫さされの症状が出た時のセルフケア方法、薬の選び方や注意点など、虫さされの対策に関する情報を掲載しています。