メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームの原因

1.どうして症状が起こるの?

現代病として注目されるメタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型の肥満に、脂質や血圧、血糖値の異常が重なって、将来、心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクが高くなっている状態をいいます。

  • メタボリックシンドロームとは

    • メタボリックシンドロームは「内臓脂肪症候群」とも呼ばれる病態です。食べ過ぎや運動不足といった生活習慣の乱れなどから、おなかに内臓脂肪が蓄積される「内臓脂肪型肥満」になっており、加えて中性脂肪が高い・HDLコレステロールが低い、血圧が高い、血糖値が高いという項目のうちいずれか2つ以上が重なっている状態を指します。
      2005年に日本内科学会ほか8学会が合同で診断基準を決めました。

      メタボリックシンドロームの診断基準

      40歳以上の男性の2人に1人はメタボ

      40歳以上の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームかその予備軍(肥満+1項目の人)だといわれています。

  • メタボリックシンドロームが危険視される理由

    • 日本人が死亡する三大原因は、悪性新生物(がんなど)、心疾患(心臓病など)、脳血管疾患(脳卒中など)です。そのうち心疾患と脳血管疾患は、動脈硬化(血液がドロドロになるのに伴って、血管も硬くなって詰まりやすくなる状態)が要因となる病気です。
      内臓脂肪がたまっている人は、糖尿病、高血圧症、脂質異常症の一歩手前の段階でも、動脈硬化が急速に進行して、心疾患や脳血管疾患といった命にかかわる病気を引き起こしやすくなるため、メタボリックシンドロームとして診断して、早めに進行を予防することが大切になります。

      メタボリックシンドロームを放っておくと…

  • いろいろな脂肪~内臓脂肪と皮下脂肪、中性脂肪とコレステロール~

    • 肥満とは、からだの中に脂肪がたまりすぎている状態です。脂肪はたまる場所によって「皮下脂肪」「内臓脂肪」と呼ばれます。

      皮下脂肪

      皮膚の下につく脂肪で、腰まわりやお尻、太ももなどの下半身を中心にたまります。女性の悩みとして挙げられるセルライトは、肥大化した皮下脂肪によって現れるものです。適度な皮下脂肪は内臓を守ったりエネルギーを作り出すために必要です。動脈硬化や糖尿病を防いでくれるからだに良い物質も分泌しています。

      内臓脂肪

      メタボリックシンドロームの原因となる「内臓脂肪」は、内臓のまわりにつく脂肪です。皮下脂肪と違い、内臓脂肪はたまりすぎると動脈硬化のリスクを高める作用を持つ生理活性物質を多く分泌するため、内臓脂肪の多い内臓脂肪型肥満が特に危険視されます。

      肥満の2つのタイプ

      中性脂肪

      皮下脂肪や内臓脂肪のもとになるのが「中性脂肪」です。食事から摂った中性脂肪は血液の流れに乗って体内の各所に運ばれます。適度な中性脂肪は、からだにエネルギーを蓄積するのに必要ですが、増えすぎると血がドロドロになり、動脈硬化を引き起こす原因になります。

      コレステロール

      コレステロールは善玉HDLと悪玉LDLのバランスでちょうどよく

      コレステロールも脂肪の一種です。細胞の膜を作ったりホルモンや胆汁酸の材料になるなど大切な役割を持っています。主に肝臓で作られ、血液中に運ばれるときは、タンパク質と結びついたHDL、LDLなどと呼ばれる形になっています。

      HDL(善玉コレステロール)
      …体の組織の余分なコレステロールを回収して減らす
      LDL(悪玉コレステロール)
      …肝臓からコレステロールを体の組織へ運び出し増やす

      という役割を持っているので、血液中のHDLが少なすぎたり、LDLが多すぎると、血液中のコレステロールが増えすぎて血がドロドロになり動脈硬化の原因になります。

  • 内臓脂肪型肥満をどうやって見分ける?

    • ウエストのサイズをチェックする

      内臓脂肪型肥満は、腹囲が目安になります。現在は、メタボリックシンドロームの診断基準として「男性85cm以上・女性90cm以上」が内臓脂肪面積100cm2以上に相当するとされ、健康診断などでも用いられています。

      腹囲の正しい測り方

      CTスキャンによる内臓脂肪検査

      正確には、CTスキャンを用いて腹部断面像を撮影し、内臓脂肪面積100cm2以上かどうかで判断します。

メタボリックシンドロームの原因ページ上部へ

第一三共ヘルスケアのメタボリックシンドロームの原因ページです。メタボリックシンドロームの症状が出る原因とメカニズム、おすすめ商品に関する情報を掲載しています。